幻のカブクワ

懐かしいものが出てきました。

これは、息子が小学校4年生の時の 夏休みの宝物 で作ったカバンの刺繍です。

『幻のカブクワ』

というタイトルの作品。 そう!! カブトムシとクワガタムシを組み合わせて息子がデザインした絵を刺繍しました。

その息子はこの春で中学3年生。今学校でスキー合宿に行っていて…きっとめちゃくちゃ楽しんでいることでしょう。

そのスキー合宿の準備をしていて久しぶりにあけた戸棚の中に、このカバンが入っていて見つけました。

彼の絵は、小さいころから独特の“味”があって、私はとても好きでした。今は、あまり書いてくれないのですが。私の誕生日には私がせがむので、イヤイヤ〔?〕ながらテレながら私の顔を書いてくれます。

いつも思うのですが、本当に時間って不思議です。

このカバンを作ったあの夏の日は、もう2度と戻ってこないし、今も時間は確実に流れている。

でも、このカバンはその時の夏のままに残っている。小学4年生の時のままの絵と、そして私の記憶の中はあの時のまま。

形があるものは、いつか必ずなくなるけれど、命あるものはいつか必ず終わりを迎えるけれど、

物の中にある思い出や、その人の思い出は、物質や肉体を超えて 生きている。

この間、エジプトの遺産発掘で有名な吉村先生がおっしゃていた。

『人は死んでからのほうが長い』

悠久の歴史に魅了され、その中である意味生きつづけている先生の言葉・・・私の中に、波紋を投げかけた言葉でした。