ミレー展
名古屋、金山のボストン美術館に ジャン=フランソワ・ミレー展を見に行ってきました。
絵画に特別詳しいわけではありませんが、本物の持つ魅力は、言葉でどう表現したらいいか困るほど 心に中に伝わるものがありました。
農村の人々の生活や日常の生活や仕事の中や働く姿に、人間の真の美しさや、宗教的な崇高な要素を感じ、それを見事に表現した絵画は素朴ながら本当に本当に美しく、地に足のついた素晴らしい魂の力を感じました。
私の大好きなラファエロが神の世界の憧れと精神的な美しさを宗教画の中に表現した、神々しい世界とはまた別の、
人間の生きていく営みの中の自然に対する畏敬の念や、命をつないでいくという力強さの中に、大地に根を下ろしたものの美しさと共にある神の存在=『愛』を日常の中に感じ、それはかけ離れたものではという宗教観を感じました。
本当に、絵画には詳しくないので、ただの印象に過ぎないのですが、こんな平凡な私にもそれを感じさせるということが、既にすごいなぁと感じます。