一日づつ…

水うちわ1水うちわ2

水うちわってご存知ですか?

岐阜の伝統工芸品で職人技のひかる素敵な逸品です。

一時途絶えていた伝統の技術を近年になって復活させたとのことです。

天然のニスを和紙の上に塗り重ね、まるでトンボの翅のような美しさ。

もちろん絵も手書きで細かな竹細工も手仕事での丁寧な仕上げ。

本来の使い方は、水に浸して和紙に水を含ませ扇ぎ、涼しい風で涼をとる…ということ。

今はもっぱら飾り用ということですが、見るだけで爽やかな風を感じられるようです。

娘は高校生になって、放送部に籍を置き、今回は『取材』と称して水うちわの工房を訪れる機会をもらい、出会いをいただいたようです。

出来上がりのうちわの美しさもさることながら、職人さんたちのこだわりや丁寧で誠実な仕事ぶりに感激したようです。

行く前は、水うちわの存在はほとんど聞いたことがあるくらいしかなかったし、それほど興味もなかったようです。

私が、娘にお願いして一つ買ってきてもらうことになっていました。

その時も『フーン』くらいの反応だったのですが、迎えに行った駅の前で彼女を待っていたのですが、駅から出てきた時に彼女はとってもとっても大事そうに水うちわの箱を抱えて、にこにこしながら歩いてきました。

帰途につく車の中でもとっても感動した気持ちやその時の職人さんたちの様子をキラキラした目と言葉で話してくれました。

それから家族全員(大きいおばあちゃんと、おばあちゃんと、おじいちゃんと、兄)に見せて回って、みんなもきれいだねぇといってくれて、夫も帰ってくるなり見せてもらって『いい買い物したね』と嬉しそうに話していました。

モノがただのモノでなくなる瞬間。

たくさんの思いが一つ一つ重なって そうやって できていくんだな。

と、ほっと嬉しい気持ちになりました。

暑いけど 涼しい でも熱い気持ちが心地よい そんな経験でした。