ことば
『太初に言あり、言は神と偕にあり、言は神なりき。』
…初めに、ことばがあった。ことばは神とともにあった。ことばは神であった。
ヨハネの福音書の第1章第1節
すべての日本語訳の聖書では、「言葉は神であった。」(新世界訳)と訳され、
「言葉(言、ことば)」とは「こうして、言葉は肉体となってわたしたちの間に宿り…」(新世界訳)を参照すると、
「言葉」は誕生する前の「イエス」であることが分かります…
私は宗教的にこれを理解することは難しいのですが、『言葉』というものの力は感じます。
人を励まし生かすこともでき
残酷な苦しみをも与えてしまうこともある。
見えなくても確実にあるものの 大事な大事な一つに『言葉』があると思うのです。
『詩』というものをやっと最近理解できるようになってきたなぁとおもうのです…まだまだ浅はかなこともありますが、
言葉の一つ一つや、行間、リズム、作者の生い立ちや、時代背景
そんなことを考えたり、自分に重ね合わせたりして
ふーーーと 自分の内側を見ることがあります。
では…
実際に話すことは?
声に出して思いを伝える『話す』ということ。
それに意識したことってあんまりないかもと思ったのです。
舞台に立つ俳優さんや、歌を届ける歌い手さんではなく。
私があなたに言葉を伝える。
教師だって…いや 職業でなくても、母であったって、友であったって、妻であったって、夫であったって…それって大切なことですよね。
それを意識したのは大場浩子さんの公演(リサイタル)に伺ってから。
だから つい最近かもしれません。
言葉を大事に大事に話す。
言葉で大事に大事に伝える。
声にのせて、言葉を届ける。
プロとしての彼女の舞台は、本当に素晴らしかったのです。
音楽にのった言葉の美しさ、力強さは本当に息をのむほどでした。
そんな言葉に注目した 大場浩子さんのCDをお知らせいたいなぁと思います。
音楽もこのCDにあわせピアニストであり、作曲家・編曲家でもあるChiemi Nkaiさんが創られました。
CDはビーンズでも買うことが出来ます。
本当におススメ。
大場浩子さん CD ←詳しいPDF こちらをクリック
大場さんはポエトリーリーダー・ボイス&スピーチ講師として活躍されています。
1998年 英国アルテミス・スピーチ&ドラマスクール卒業後、帰国。2010年、米国マイケルチェーホフ・アクティングスタジオ前後期コース終了。2013年、英国ロンドン大学・ロイヤルセントラルスクール・スピーチ&ドラマ大学院ボイススタディ―終了。現在、アカデミックでボイスを学んだ数少ない“声と言葉”の専門家として、高等教育機関、教育、芸術、ヘルスケアなどの様々な分野でボイスワークを展開すると共に、詩の朗読、CD製作やリサイタルなどでも活躍されています。VOICE言の葉主催。