お嫁に行きました

ずらりと並んだ写真の子は

シュタイナー教育100年記念の世界教育者会議にて

幼児教育の会議のイベントで日本からの「親善大使」として外国に嫁ぐ子です。

細かく書くと色々とあるのですが・・要するにそういうことで

その国その国の民族衣装を着たお人形を各国の参加者が持参することになっており、

どの国の子がどの国に行くかは当日までわからない

でも、行った先の幼児教育協会で大切に受け取られ、いろんなイベントにお顔を出すとのことです。

このお話を伺ったのは2018年の11月ごろだったので、

ゆっくりと心を込めて作り上げました。

もともとビーンズには『凜ちゃん』という女の子がいて

その子は以前、京都の作品展にも出ました。

その子とおそろいの着物で、

着物の布は推定50年ほど前の正絹で趣のあるものを選びました。

半襟や肌襦袢にもこだわって

かんざしや小物も当時のものを意識してそろえたり作ったりしました。

帯は博多帯を利用してかわいらしく結び

草履や足袋も作りました。

専用の櫛も一緒に持っていくようにして、日本の幼児教育協会理事の一人の

梅森ヴァルドルフ子ども園の後藤寛子先生に託しました。

嫁に出す気持ちで、なんだかすごく寂しい気持ちになりましたが、

どうかたくさんの人に出会って、

たくさんに人に可愛がってもらえますように…

と、心から願います。