季節の手づくり ~講座も開講~

* フェルトシートの作り方 *

羊毛は色んな物に変身します。もちろん毛糸にもなりますがフェルト化も大変身のひとつ。
以前もも紹介しましたが、フェルトのコサージュやかばん、室内履き・・立体的なものから
シート状のものまで手作りをすると自分の好きなフェルトを作ることができます。

作り方をご紹介しましょう。

   

《 準備するもの》

 

好きな色のカラー羊毛 

バスタオル ハンドタオル

プチプチマット 麺棒 石鹸水

ビニール袋 ビニール手袋

* 石鹸はどんなものでもいいですが、手あれ気になる方は無添加のものを
  ビニールの手袋をするので気にならない方は食器洗い用の洗剤でもOK。
  300mlのぬるま湯に5~10滴ほど。 

 

・まずは色を選びます。私はカラー羊毛の原色のままだと色がきつく感じることが多いので白の羊毛を混ぜて使うことが多いです。

・薄く均等に裂いてプチプチマットの上に並べていきます。この時になるべく均等にフラットにおくことがポイントになります。作る物によりますが、縦・横・縦と順番に重ねて3層ほど作ります。薄めに裂く方もいるので一概には言えませんが、3層ほどで市販のフェルトの厚さになると思います。

・ペットボトルのふたに穴をいくつか開けじょうろの様にし、石鹸水をフェルトの上にかけ上からビニール袋をかぶせなじませます。この時に均等な厚さになっているか確認し、足らないようであれば羊毛をたします。

・最初はビニールの上からやさしくやさしくなぜていきます。「ひよこをなでるように」とよく言います。ここで焦って力を入れたり強くこすったりすると羊毛がよれたり、うまくフェルト化しなかったりするので気をつけてください。裏にひっくり返したりしてよくなじむまでやります。

・少しなじんできたら徐々に圧力をかけるようになでます。激しくこするのは最終段階。ゆっくり押しながらこすりましょう。裏も表も両面。

・しっかりフェルト化ができたらどんなにこすっても大丈夫ですが、厚みが均等になるようにハンドタオルをのせ麺棒で伸ばすようにこすりましょう。

・しっかりフェルト化すると層が一体化し縮みます。好みの厚さになるまで行ってください。麺棒でしっかりこすると厚みも均等にできます。

・ぬるま湯でしっかりすすいで石鹸を洗い落とし絞ります。まだぬれているうちにアイロンをかけます。アイロンは高温で大丈夫ですが、焦がさないように気をつけてください(ぬれているので大抵は大丈夫ですが) アイロンは体重をかけプレスするようにしっかりとかけると、よりきれいな仕上がりになります。両面しっかり・ぴっしりプレスしてください。 少し干して完全に乾けば完成。
 

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