静岡でのぱたぽん研修 part1

まるで秋が足踏みをしているようですね

あっという間に秋が過ぎていきそう…

これは少しの秋の気配も逃さずに楽しまねば…という気持ちになります🍂

 

これは先日とったハクモクレンの葉っぱ

そしてこちらが春のハクモクレン

明らかに違います

冬の準備を始める木々の様子に癒される気持ちです。

 

先日、スウェーデンひつじの詩舎のウォルドルフ人形講師“ぱたぽん”仲間と

静岡在住の大先輩ぱたぽんの案内で『デンマーク牧場』に行ってきました。

https://www.denmark-bokujyo.or.jp/

https://www.instagram.com/denmark.bokujyo/

長い歴史があり、

1964年に北欧の宣教師が土地を開拓し牧場をはじめ

酪農教育ファームとしての活動を続けてこられました。

 

2003年に牧場の活動を引きつく形で『社会福祉法人デンマーク牧場福祉会が発足し

現在は「こどもの家」や「まきばの家」などの自立援助ホームや児童養護施設に加え

精神科診療所や特別養護老人ホームなども併設し多角的な福祉活動を行っています。

 

大先輩ぱたぽんは、この場でも活動をされており、

私たちに対しても本当に細やかなホスピタリティーでご案内くださいました。

 

いま私が夢中のヒツジさんたち♡♡♡

もうめちゃくちゃ元気で走り回っていました。

この羊毛を使った、たくさんの作業場も見せてもらいました。

 

そしてふと気が付いてみれば、やはり写真をあまりとっていない…

写真を撮っていたとしてももしかしたら、あの時の感動は伝わらないかも…

というほど感動しました。

 

様々な施設の運営と牧場経営を融合している活動は素晴らしいものですが

たくさんの課題・問題も同時に存在しています。

 

デンマーク牧場には、社会福祉事業を支える多様な職種の人々が働いており、

主に介護士、生活支援員、ケアマネージャー、事務員、調理員などが従事しています。

具体的には、障害者施設では生活支援員が活動支援や介助を行い、

高齢者施設では介護士が身体介護や生活援助を担当します。

 

また、サービス提供の計画を立てるケアマネージャーや、

施設運営に必要な事務作業を行う事務員、食事を調理する調理員なども、

施設を支える重要な役割を担っています。

 

それぞれのプロが、入所者に向き合い葛藤を抱えながらも、

何とか“善き”道を探して活動をしています。

きれいごとでは済まされない現実の中、

あらがい、まよい、時には挫折や壁にくじけそうになりながらも

その先に見える光を信じて、光が見える自分でありたいと思っているように

強く感じました。

 

環境のすばらしさや、そこで目にしたものは、それらの一つの結果でしかないのだけれど

その結果のうちに潜む美しさを、私は強く感じました。

 

シュタイナーでよく表現される『霊的な力』は

決して、日常から離れたものではなく、そんな風なものの背後に潜むものを

ふとした瞬間に自分のうちで感じ取る力だど思います。

 

そのためには、やはり12感覚を使って、しっかりと出会うことが

必要不可欠なのだと、心から感じた時間でした。

 

これは元気に走り回っていた🐑さんたちの羊毛を使った

巨大(?)なフェルトのタペストリー

比べるものがなくてわかり辛いかもしれませんがすごく大きい

牧場で走り回っていひつじさんたちの

毛を刈り・洗い・ごみを取り・たくさんの色に染め・カードをかけてきれいに繊維をそろえ

デザインを決め・羊毛を敷き詰め・フェルトにしていく

何人も何時間も…驚くような時間と労力をかけて

こんなに素敵なタペストリーを完成させた。

 

牧場にいること地はみんなとっても幸せそうに見えました。

羊毛が素晴らしいということは、ヒツジさんたちがとても元気ということ

 

ひつじだけでなく、牛(ジャージー牛)たちは完全放牧で、一年中外

朝も櫃も、春夏秋冬外で、搾乳の時だけ牛舎に入る

なので、出産も人の手を借りることなく自然に生まれているとのこと

 

子牛の状態を見て、元気のないような子は屋根のある牛舎(子牛専用)で見ているとのことで

この日は4頭の子たちがお部屋にいました。

人間が大好きで、すぐに近くによって来てくれて…触るのを我慢するの大変でした。

(子牛だし、牧場の人間でないからという配慮)

 

馬もやぎも「私が主役よ!」という顔をして堂々としている

ずーーーと見ていても飽きない

 

こうやって見えるものの一つ一つに

「愛」がある

私もこんな風につなげていきたい思いがある

今、私はそれに必要なものは「楽しさ」でありたい

 

楽をするということではなく歓ぶということ

 

困難を迎えることがあるとしても、その楽しさと喜びを背景としてあると

どんな出会いがあるのだろう

どんな適材適所の出会いがあるのだろう

 

私ができることは本当に小さいことかもしれないけれど

ゼロではない

一つのことであったとしても、真摯に向き合ってつなげていきたいな。

 

あ、デンマーク牧場にはキッチンカーが入ることもあったりしますし

写真のソフトクリームとヨーグルトのデザートは

めちゃくちゃおいしかった!

牧場で自由に放牧させてもらっているジャージー牛たちのミルク…濃い!

 

そのミルクで作ったヨーグルトも…濃厚!

 

これは!もう!また食べたい(*^_^*)