魂の暦 ~たましいのこよみ~

少し前の話になりますが…

昨年…コロナの大変な時 4月の復活祭の時に始まった

バイオグラフィワーク 12期のメンバーでのオンラインでの「魂の暦」の読書会

私は12期は再履修ですが、

“同じ船に乗る者同士”という表現されるようなメンバーとのつながりを深く感じています。

 

その仲間と、導師の中村かをるさんの提案で始めることのできたzoomでのこの取り組みは

私の中で、とても大きな経験となりました。

 

まず…zoomとの出会い。

これは私の中では結構 抵抗感のあることでした。

ただ、この状況下ではやらざるを得ないところもあり、

どちらかというと、しぶしぶ壁を「よっこらしょっ」と乗り越えた感じですが

体験してみないとわかることとわからないことがあると改めて感じました。

 

これからはこれがなくてはならない、あって当たり前の世界になるときに、

この過渡期にある私たちってどんな役割を担うのでしょう。

 

会っているのに、会っていないんですよね実は、でも、私の中は確実に動く…。

もう少し、時間が必要な課題ですね。

でも、zoomの必要性を感じつつ、やはりリアルでないとこれはダメだ…ということも分かった。

内容によってはさらに思い込みと孤独の迷宮に迷い込む…という危険性。

 

少し話がずれましたが

 

魂の暦そのものについては、

ずーーっと?マークのままであった、この魂の暦を

毎週木曜日の15時から16時の1時間

この2冊の本を使って読みました。

読み方は、高橋巌さんの訳の本のその週の詩と対面する週の詩を読む

(説明するのが少しむつかしいのですが、反対の季節の詩と共鳴し合っているのです)

そして、「魂の暦とともに」の、その週の詩と解説を読む

そして、グループに分かれて(ブレイクアウトセッション)感想や問、思いなどを語り合って、全体でシェアをする

というものです。

訳も本によって違っているし、難解な内容をわからないなりにも語り合い、それぞれの思いをつなげていく

 

外界と切り離されたようなコロナ禍の中、仲間と内的なことを実体のないものを使って語り合う

それでも、私たちは、生きて、そこで『自我』の力を使ってその時間を過ごしてきました。

 

毎週木曜日のこの時間に1度も休むことなく参加できるなんて

コロナ禍でなければ、できなかったのではないだろうか。

 

魂の暦は芸術である。わかったと思うことは幻なのかもしれない

というような言葉を聞いたことがある。

 

だから、内容に関してはわかるかわからないか…という事ではなく

いかにその時間をその言葉とともに そして、季節の勿れとともに、時代とともに 過ごせるか

という事が大切なのかもしれない。

 

やりきったんだなぁ

 

と、ふと誇らしくなったのでした。

 

そして、それをともにしてくれたみんなに

本当に心から感謝です。

おまけですが…

最後の日に私の抱いた問いを、この本が答えてくれました

過日…急逝されたオイリュトミストの香川裕子さんの役の本

「こちらに書いておありますよ」…と言われたような気持になりました。

香川さんとは、zoomでしかお会いしたことがありませんでしたが

その凛とした雰囲気と、オイリュトミストとしての誠実さを感じました。

会いたい人には、会っておかないと…と心から思いました。

それでも、zoomでご縁をいただいたことに、新たな気づきがありました。

 

改めて・・・心からご冥福をお祈りいたします。