そんな場所でありたい
新学期の準備が徐々に整っていっている頃でしょうか
いつも写真を撮り忘れる私…
でもこのときはちゃんと取らせてもらいました(^^♪
作ったそばから嬉しそうにリュックをしょって歩く姿の愛しさ…
ということを、日々感じさせてもらっている春なのでした。
以前困った時の駆け込み寺・・・手仕事バージョンの場所
ということで『駆け込みビーンズ』と表現しましたが
お子さんとご一緒に来ていただけると
「自分のために作ったもの」を感じてもらえる、いい機会になるかなぁと思います。
ビーンズには素敵なピンクのお部屋もあり
手仕事をしている時に、遊んだりできます。
とはいえ…小さな子の集中力は短いですし、
甘えたくなったりすることもあるので、
手仕事がサクサク進むことが難しい時もあります。
おやつを持ってきていただいたり、お気に入りの「何か」をもってきていただいたりと
作る方としては、なかなか集中できないのでそれも大変ではありますが
新学期の心細い時に
心を込めて作った“もの”を見ると嬉しくなるんじゃないかなぁと思います。
生地をやその他の付属品を選ぶときも一緒に選んで
ただの布やひもやなんだかんだと買ってきたものが
自分が使うものに”変身”する
きっと子どもたちにとって「魔法」のように感じることでしょう。
ウォルドルフ人形などは作る過程を見せない方がいい時もあります。
バラバラに状態だったり、目を刺したり、首を絞めたり・・・
真似をする可能性もあったりするので、その部分に配慮が必要だと思いますが
その他の手仕事は、素敵な反応を感じられるのが、私もうれしいのです。
自分の子どもが小さい時は、手仕事を子どもの寝ている時間にしていました。
自分が手仕事に集中しすぎるので、なんだか子どもに「邪魔」されるような気分になってしまっていました。
でも、ある時、縁側で編み物をしながら、外で遊ぶ子どもたちの様子を見ていました。
子どもたちは、当時庭において置いてあった”砂場”でおままごとをしていました。
従妹も来ていて、キャッキャッとわらったり、はなしたり、とても楽しそうな声が聞こえていました。
私は、あまり介入しないで、それでいてちゃんとそばで見ていました。
子どもたちは、自分（もしくは親しいだれか）が着る服
（その時は寝起きに着るためのチョッキを編んでいました）を作ってくれていることをわかっていました。
時々けんかっぽくなると、声をかけたりしましたが、基本は見ているだけ。
おやつや飲みものを飲んだりしながら
砂・石・砂利・木片・雑草をあちらこちらから集めたりして
水をかけたり混ぜたり どろどろにしたり 丸めたり…
無限に広がる世界でのびのびと遊んでいました。
私は編み物に集中しながらも、声を聞きながら子どもたちの様子を確認していました。
子どもたちがとても生き生きしていて、けんかになりそうなときも自分の気持ちがちゃんと言えて
お互い話し合ったり、自分の気持ちを伝えることもできたり、当たり前かもしれないけどなんかすごいなぁと思っていました。
そして、何より安心していました。
なんだかとてもゆったりと優しい時間が流れていたように感じて
すごく満ち足りた気持ちになった時に
「そうそう、こういうことがしたいんだよな…私」
と、思ったのです。
（ちなみにその時に宅配便のお人さんがその様子を見て、「編みながら…」となんだか照れるくらいニコニコしてくれていました(^^;）
手仕事は大好き
ほおっておけばご飯も忘れる、ず―――――と手仕事していたい
でも、誰かのために作ることが幸せなんだな
あの時感じた幸せな気分
それをここでお届けしたい。
縁側だったけど、外に向かっていて日常から離れていた安心な場所
ビーンズはそういう場所でありたい
そして、わからないことがあったら、その人に合わせて伝えてあげたい。
日常から少し離れて
手仕事をしている時に、子どもを安心して連れてこれる場所
はじめてでも、わからなくても、自信がなくても
ここでは大丈夫なんです。
私がいます、ちゃんと支えます…もちろんできる限りですが
ミシンもアイロンも小さな必要な…基本的な手仕事の道具はほぼそろっています
ほんの少ししかいらないのに、売っているいるものはたくさん
こんなにいらないのに、でも必要…なんて時も
ビーンズには必要な分だけご用意できます。
家ではどうしてもできない・はかどらないんですけど、ここではできるんです。
とよく伺います。
そうなんです、日常から離れることも時には必要なんですよね。
プロである自分を生かせる場所であることが私の幸せでもあります。
気軽に頼っちゃってくださいね(#^.^#)
